圧縮機事業 LNG船
LNG船とは
LNG運搬船の動力は、従来低いガス圧力で駆動する「Dual
Fuel（DF)中速4ストロークエンジン」が主流ですが、2016年頃より高効率な「DF低速2ストロークエンジン」が市場投入され現在の主流となっています。DF低速2ストロークエンジンは、プロペラ直結タイプの高効率エンジンで、1.3MPa程度のX-DFタイプエンジンとME-GAタイプエンジン、30MPa程度のME-GIタイプエンジンの3つに分かれます。
当社は、低圧X-DFエンジンへの燃料供給用圧縮機として世界で初めてスクリュ圧縮機を受注し、ME-GA向けにもスクリュ圧縮機で支給しています。また高圧ME-GIエンジン向けにもピストンを竪型に配置し、船上設置に適した省スペースな高圧レシプロ圧縮機を支給しています。
燃焼時のSOx排出を100%削減
LNGは硫黄分を含まないので燃焼時のSOx排出を100%削減でき、NOx排出量を40～80%、CO2排出量を25%削減可能（重油比）な為、規制強化が進むMarine Fuelとして、また脱炭素社会に向けたTransition Energyとして期待され、LNG運搬船の中長期的な需要が見込まれています。
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