熱交換器事業 ALEX
低温プラントの
エネルギー効率を最大化
Brazed Aluminum Heat Exchanger (ALEX)は、トップクラスの伝熱性能と多流体構造というアドバンテージで、プラントのエネルギー効率を最大化させることができます。LNGやエチレン等の低温プラントで50年以上に亘り、最適な熱交換器として採用され続け、現在も用途は拡大しています。
特長
トップクラスの伝熱性能と最大の流体数
- 小さな温度差(ピンチポイント)で熱交換が可能であり、冷凍サイクルの消費動力を最小限にすることが可能
- 10流体を超える、多流体熱交換が可能であり、プラントの様々な排熱を回収することで省エネルギーを可能にする
- 複数の熱交換器をコンバインすることで、プラントの配管や基礎を省略できる
既存用途・適用可能範囲
6,000基以上の納入実績、多様な用途で適用
<既存用途>
- LNGプラント(メタンを-160℃まで冷やして液化する装置)
- 温度差が小さいプロセス用の液化熱交換器
- ガス分離プラント(空気から酸素を分離する装置、天然ガスからメタンを分離する装置)
- 原料ガスの冷却に、複数の流体の冷熱を利用する熱交換器
<適用可能範囲>
- 温度:-260℃~65℃
- 圧力:130BarG
- 流体:アルミの腐食性が無い流体(酸、アルカリ、水は適用外)
- 条件:連続運転(過大な温度差、サイクリック運転は適用外)
構造
効率的な熱交換を実現
ALEXはコアと呼ばれる伝熱部に流体の出入り口となるヘッダや、ノズルを溶接接合して製作されています。コアはフィン・仕切板・サイドバーを積層して真空ろう付法によって接合され、流体を流すための流路層を構成しています。隣接する流路の各層にそれぞれ高温流体および低温流体を流すことにより、フィンと仕切板を通じて効率的に熱交換される仕組みです。
熱交換器タイプ
ALEX単体の他、下記タイプでも豊富な納入実績あり、ご要望に応じて提案可能
<コールドボックス>
- 複数のALEX、気液分離ドラム、配管などをモジュール化、現地工事が簡素化でき経済的
- 500ton以上の大型コールドボックスの製作も可能
<コアインドラム>
- ケトル型リボイラー、コンデンサーにおいて伝熱チューブの替わりにALEXを挿入した熱交換器
- コンパクトで輸送、据付けが容易
アフターサービス
Revamp更新やメンテナンスといったご要望に応じた、エンジニアリング業務、スーパーバイザーや補修クルーの派遣等を承っております。アフターサービス対応への高い満足度により、多くのお客様からリピート発注をいただいています。
その他の熱交換器
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