圧縮機事業 鉄鋼産業

使用用途

鉄鋼産業とは

製鉄は産業の土台となる鉄鋼を作るために欠かせない産業です。
高炉法を用いた製鉄プロセスが主であり、大量の酸素が必要となります。その酸素は大型の空気分離装置を用いて、空気中から分離・精製されますが、その圧縮機に数多くのターボ圧縮機を納入してきました。

鉄鋼産業とは

高い技術力でCO2削減に貢献

一方、製鉄プロセスにおいては大量のCO2が発生してしまうため、いかにCO2を削減するかがカギとなります。
その解決策の一つの手段として、例えばCOG用圧縮機があります。COGとは、コークスを製造する過程で発生するコークス炉ガス(COG, Coke Oven Gas)であり、水素を多く含んでいます。このCOGをスクリュ圧縮機で圧縮し、分離装置を用いて水素を取り出し別の用途に利用する方法や、COGを還元剤として高炉に投入することで、全体として排出するCO2を削減する用途等に用いられます。当社は数多くの納入実績を有し、貢献してきました。

また、高炉法のほかに、直接還元製鉄法があります。直接還元鉄(DRI, Direct Reduced Iron)プラントとは、高炉に依らない新世代型の製鉄法で、主として天然ガスを使用して鉄鉱石を還元するプラントです。従来の高炉法と比較してCO2の排出が少なく、昨今需要が高まっている方法です。当社は世界の過半数のシェアを有するMidrex Technologies, Inc.のMidrex®プロセスのライセンスを有しており、その中に使われる圧縮機にスクリュ圧縮機を納入しています。

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